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2018年 12月 29日 国立文系~求められる能力~
皆さんこんにちは!
早稲田大学社会科学部の杓井満太です。
今回は国立文系の受験勉強について書きたいと思います。
僕は今早稲田大学に通っているのですが、受験生時代は国立文系を目指して勉強していました。なぜそんな僕が私立の早稲田に通っているのか、その理由はお察しください。(笑)
さて、話を戻しましょう。大学にもよりますが、国立文系の受験生には英語、国語、社会(大学によっては数学)において、記述・論述力が求められます。特に社会科目に関しては、ただ覚えた知識を羅列するのではなく、その知識を活用し考察していく能力も求められます。そこでカギになってくるのは論理力と文章力だと思います。センター試験のようにあらかじめ解答が用意されているわけではなく、0から自分で考え、自分なりの解答を出さなければならない試験において、この二つの能力はとても大事になってくるものです。
まず論理力。これは正しい解答を頭の中で導き出すのに必要に力です。この力は特に現代文や英語の内容説明問題で必要になることが多いと思います。日ごろの勉強から、なぜ自分はこの答にたどり着いたのか、模範解答はどのような思考のプロセスをしているのかを、意識しながら勉強してみてください。
次に文章力です。これは上の論理力を使い導き出した答えを、正しく伝わるように文字に起こす能力のことを言います。この力がしっかりしてないと、いくら頭では分かっていても採点者にあなたの考えが伝わりません。またこの力は字数調整の際にも重要になってくると思います。どのように書けばもっと要素を詰め込めるか、最後の1字余りをどう書き換えれば詰め込めるか、というような局面でもこの力は問われてきます。
以上の二つの能力は、車の両輪のように、どちらかが足りないと上手く機能しません。試験本番まで残り時間もわずかになってきましたが、ぜひこれらの能力を意識して記述・論述対策をしてみてください。