ブログ
2018年 7月 4日 毎日の基礎力
こんにちは明治大学の倉田です。
ワールドカップも1回戦が終了し、いよいよ佳境に入ってきましたね!
日本は惜しくも敗退してしまいましたが4年後に希望の持てる内容でした。
さてワールドカップで盛り上がる中ですが、今日は僕の中学生時代のサッカーの話をします。
僕のチームでは中学2年生の時に監督が交代し、練習メニューが大幅に変更されました。
以前は発展的な戦術練習を主に行っていましたが、交代後は基礎練習に主眼を置き、練習のほとんどが基礎的なもので終わったこともありました。
それらは往々にして退屈で身体的にも辛かった記憶があります。
しかし、いざ試合になってみると要所要所で以前の自分とは動きが違って感じられました。
基礎の練習を積んだことによって無意識にその場にあったプレーを選択することが出来たのです。
素地ができた後はもう場面によって応用するだけなので適応力が格段に向上しました。
こうしてここで初めて監督の意図することがわかりました。
その後、このような練習を継続して高校に進学すると自分は普通と思っていたプレーが他者にはないものとして評価されることになったのです。
これは学習にも通じることがあります。
どれだけすばらしい先生の数学の解法、英語の長文を読むテクニックなどがあっても肝心の私たちが単語を覚えていなかったり公式を知らなかったりと必要なものが欠けていたらよい結果は見込めません。
どうしても受験が近づいたり、知識がついてきたりするとより高次な学習に目を奪われがちです。より高いレベルに近づいていくからこそ、基礎力が結果を左右します。
現在の学習はどうでしょうか?過去問を解くことに終始して知識を入れる学習を怠ったりしてはいませんか?
これはあくまで一例ですが自分の学習にきちんと基礎が織り込まれているか今一度確認しましょう。